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『パターソン』──ポエトリーマン・ザン・ストレンジャー(★★★★★) [映画レビュー]

 『パターソン』(ジム・ジャームッシュ監督、2016年、原題『PATERSON』


 


 すきな作品だが、何度か寝落ちしてしまった(笑)。それというのも、睡眠時間が圧倒的に足りないのでしかたない。でも、大丈夫、いつ目覚めても、なんとなく物語は繋がっている(笑)。ジャームッシュは詩人がすきだ。ジョニー・デップが開拓時代の会計士を演じた役名は、偉大な難解詩人のウィリアム・ブレイクだったし、ディッキンソンも出てきた。


 


 本作は、バーの場面は、『ブルー・イン・ザ・フェイス』、白黒のマフィンやカーテン、妻の衣装などは、『Black&White』などを思わせる。主人公、パターソンの書く詩は、画面に筆記体の筆跡で、同期して現れる。この字体がいいし、またパターソンの書く詩がすばらしくいい。なにげない日常をしっかりと見つめ、生きている。パターソンを演じる、アダム・ドライバーの淡々ぶりもいい。最後の方に出てきて、書きためた詩のノートを愛犬にびりびりにされて落ち込むパターソンをさりげなく慰める、神さまのお使いのような「日本の詩人」、永瀬正敏の、色のなさがいい。ジャームッシュは還暦すぎて、力みも消えて、いい意味で老成してきた。


 


 



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