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文学賞の選考委員 [文学]

文学賞の選考委員も読者の投票で決めれば、もっと文芸誌が売れると思うがな。




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拙訳プルースト『失われた時を求めて』2 [文学]

 

拙訳プルースト『失われた時を求めて』2

「スワン家の方へ」

 第1章「コンブレー」

(承前)

 

そしてその考えは、自分にとって理解しがたいものとなりはじめる、まるで輪廻のあとで前世に存在したときの思考のように、本の主題が自分から離れ、それに専念するもしないも私の自由だった、視界が戻るとすぐに私は自分のまわりに闇を見出して驚くのだった、眼にやさしく、癒してくれる闇、しかし心にはたぶんそれ以上の、まるで理由がなく、理解しがたいもの、ほんとうに暗いもののように私には思われるのだった。


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拙訳 マルセル・プルースト『失われた時を求めて』 [文学]

拙訳 マルセル・プルースト『失われた時を求めて』

 

 「スワン家の方へ」

 

第一章「コンブレー」

 

 長い間、私は夜早くに寝ていた。ときおり、ロウソクが消えるが早いか、眼はすぐに閉じてしまって、「ぼくは寝るんだ」と思う間もないほどだった。そして、半時間もすると、眠りを迎えにいく時だという考えが私を目覚めさせた、私はまだ手にしていると思っている本を置き、明かりを消したかった、眠りながら、今読んだばかりの事柄についての考えがわき起こるのを止めることができなかった、しかしその考えは少々変わった旅路をいくのだった、私自身がその本のなかで語られたものになっているかのように思われた、教会、四重奏曲、フランソワ一世のライバル、そしてシャルル・カン。この考えは目覚めの寸前の数秒間生き延びた、それは私の理性に反しなかったがまぶたの上に鱗のように重くのしかかった。そして眼がロウソクはもう灯っていないということを理解するのを妨げた。

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いわゆる「詩人の朗読」について [文学]

私は高校の演劇部と大学の演劇科と、在学中の自分で作った劇団の上演で芝居の稽古を何ヶ月もして、基礎訓練もしましたが、YouTubeで見た「詩人の朗読」がでたらめで基地外的なのに唖然とした。「マイクとテキスト持ったままの朗読」は、客をバカにしている。まず、人前で朗読するなら発声練習をしろ!そして、正面を向く、は、基本中の基本! なかに、テキストを見たまま、下を向いて、ほとんど顔を上げないでごにょごにょの女性詩人には呆れたし、突然早口で叫び続ける男性詩人には、はっきりいって「ひいた」(笑)。119番どころか、110番されないようにご用心!



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連休中の読書はコレ! [文学]

連休中の読書はコレ↓「週刊誌的でありながら、文学的」詩集。詩集なのに、たくさんの情報が得られる新しいコンセプトの詩集!

 

「文学座支持会員」必読。杉村春子のすべて(って、ワケぢやないんですが、ほかで手に入らない「情報」満載!

 

『今はもう誰も杉村春子など思い出さない』

 


https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=103861158

 

 

埴谷雄高愛読者必読! ここで「しか」手に入らない「情報」満載!

 

『ファウスト』

https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=103861606






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大岡信を悼む [文学]

【大岡信を悼む】


拙詩集『今はもう誰も杉村春子など思い出さない』より


「わが夜の詩人たち」より


「大岡信」


昔同人誌の同人のひとりに、「大岡信の家に遊びに行きませんか?」と言われた。自分が何者でもないのに、会いにいくのはどんなものかと思って断った。しかし、大岡信と口を聞いたことはある。早稲田小劇場の利賀村の芝居で、招待客は列を作っていて、私は熱烈なファンで会員だったので、その招待客のすぐ後ろぐらいの番号だった。「あ、大岡信だ」と思ったが、番号を聞くことにした。「すみません、何番ですか?」と言って、自分の番号札を見せた。大岡信はそれをのぞき込み、「×番……ぼくの後ろだ」と言ってくれた。さっぱりとしたよい人だと思った。私は大岡信を愛読していた。


*****


今も鮮やかに思い出すのは、半袖の、白のサファリジャケット。白いスーツの、哲学者、中村雄二郎氏と、なにからごそごそ耳打ち話をしていた。鮮やかな、利賀村の森の中の劇場の敷地で。


ちょうど氏の「著作集」を、本棚の「奥の院」(リビングに作り付けの、扉付のめったに開けない本棚)に移動したところだった。エリオット論を書こう思っていたが、急遽、大岡信論に差し替えるか。

 

 


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『文学賞メッタ斬り!』──「メッタ斬り」という幻想(★) [文学]

『文学賞メッタ斬り!』(大森 望 、 豊崎 由美 著、PARCO出版 、2004年3月刊)


もともとは13年前に出た本で、当時はそれなりに話題になった。著者はいまだに、「「メッタ斬りの」豊崎」を看板に、仮想「アマチュア」相手に、エラソーにしているが、どーでしょう? 看板だけ、「メッタ斬り」で、全然「メッタ斬り」になってないのでは? というのも、この方々の本によって、「メッタ斬り」された作家や出版社、賞などが、少しでも影響を受け、反省した、筆を折ったなどの「効果」はほとんど報告されてないからである。


なんでも、Twitterに陣取って、ご自分に関するツイートには即刻反応、まるで釣り堀のサカナのように(笑)食いついている豊崎さんによれば、いままでずっと、芥川賞を「メッタ斬り」し続けている(確かに、「メッタ斬り」シリーズも、「ファイナル」など、続いているようですが、ほんとうに「ファイナル」にされることを祈ります(笑))ということです。ああ、そうですか(爆)。


本というか、商品そのものが売れない時代に、出版社とて、なんとか売ろうとしているご時世に、本気で「メッタ斬り」されて、喜んで掲載する文芸誌もあるまいに、と思うのに、この著者(とくに、豊崎氏ですが)、本気で「メッタ斬り」していると思い込まれているようです。なにかといえば、自分はプロだと言い張り続けるプロなんて、この人ぐらいです。で、書評家という「立ち位置」ですが、評論家とも違うし、作家が書評しているわけもなく、書評家=ライターと思うのですが、どーも、エラそうさに関しては、文豪気取りですナ(笑)。


この人(豊崎氏ですが)、なにか非常に先入観が強すぎて、相手は「素人」、「本も読まずに批判」と、アタマから思い込んでいるフシがあり、まず、基本のスタンスがそれで、これでは何を言ってもまともな論争にはなりません。


いまどき、どこの作家がこの人の「メッタ斬り」を恐れてますか(爆)?

 

****

 

(「ちょっと斬らせて」いただきましたー(笑))。

 

 

 



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ベンヤミン『パサージュ論』考、その1 [文学]

ベンヤミン『パサージュ論』考、その1

仏作って魂入れず、などという言葉があるが、ある意味、ベンヤミンの「パサージュ論」は、「仏」だけでできあがっている。その仏も、断片の仏である。
「パサージュが登場するための第一の条件は織物取引の隆盛である」「第二の条件は鉄骨建築が始まったことである」というところからはじまって、どこまでも徹底的に即物的、今のところは、唯物論的と言う人をも拒まないが。
どこまでも断片と引用を連ねて、ひとつの大伽藍を形づくるつもりだったのか。
パリでは、この鉄骨を使って、いくつもの商店を連ねるガラス天井の屋根を作ったが、ニューヨークでは、鉄骨など使わずに、百階建ての、上方に伸びる建物を造っていた。



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断片としての詩論 [文学]

「断片としての詩論」

ある人がある人に送った冊子で、たまたま送った人とはべつの人の詩を読んだ。そこには、デバイスだの、アーカイブだの、インプットだのというIT用語というのか、そういう単語が、情緒的ともとれる「ストーリー」にちりばめられていた。本人は、それでなにか精神的にハイレベルな概念を説明しようとしたのか、それとも、日常的に使っている言葉を無意識に使ったのか。いずれにしろ、それらの言葉が、その文章を詩ではなくしていると思った。


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村上春樹新作『騎士団長殺し』1部、2部 [文学]

2月24日発売の、村上春樹新作が、Amazonで予約受付中だが、すでに、ベストセラー、1位と2位になっている。
 題名(だけ)『騎士団長殺し』は「今回も」興味引かれた。これといい、前回の「巡礼」といい、「十字軍」が匂う。このネタで発売前までに一作書いてしまおうかな(笑)



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