So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

【詩】「不思議な恋が」 [詩]

「不思議な恋が」

 

とゞめおきし移り香ならぬ橘にまづこひらるゝほとゝぎすかな

 

不思議な恋が木材資源の形をして

飛鳥、難波、藤原、平城、紫香楽、長岡のあたりに訪れるよ

みぶんは低いけど

おまえとは OK 今すぐ、あーあ、

京都はまだ水のなか、いつになったら、

現れるのか、おれの別荘

最高のリゾート未来も、あーあ、

ときおり雨の降る日記

貴重な資料、道長も、ここまでは

続けられなかった60年、あーあ、

おれはやめなかった、書くことを、

荷風も、ここまでは、

続けられなかった日乗。

おれは別荘に寝転んで、青い紅葉が

光にちらちら揺れるさまを楽しんでいる

すぐ近くには、芭蕉さんもおいでだ

弟子の別荘にな。だがあそこは、

ここより低い土地だ、気分ももり下がるだろう

持ち込んだ書物の共通はただひとつ、

白氏文集ぅ〜、あーあ、ひとことでいいから、

おれのことを表してよ、ハセヲと、

きみの名前でぼくを呼んで。

ぬあんてね。

jo180716.jpg






nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「平清盛が死んだ」 [詩]

「平清盛が死んだ」

 

春雨のはれゆくそらに風ふけば雲とともにもかへる雁かな

治承五年、1181年、19歳。7番目の歌。平清盛が死んだ。63歳。田舎者の粗野な男だ。たらこくちびるで。そう、800年後の世なら、田中角栄に似ているだろう。六波羅蜜という街に住んでいた。なにか空が晴れ晴れとしているな。私が生まれる前から続いている戦争は、相変わらずきな臭い匂いをこの街に放っている。だが私の知ったことか。私は、そうだな、Francis Pongeの詩集でも読みながら、寝るとするか。

儀式。争い。斬首。流刑。梅の花。火事。炎。煙。束帯。漢字。中将。唐。ぼんぼり。ほのか。雨。雲。空。匂う空。空の匂い。

私は肉体をなくした魂で、誰か早く、私を復元してくれ。私はあなたの、緑。緑の葉っぱ。そこか〜ら京都が見えるかい?♪ ほいのほ〜いの、ほい(ってね、鳶じゃないんだ、雁なんだよ(笑))

この日記を、明月……そう、明月記と名づけよう。たしか、アンネ・フランクは、「キティ」と名づけたと思うがな。

詩に、(笑)を使用するのは、まずいと思うがな。ね、父上?

jo180613_1.jpg






nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「ななしゃいのとき、わたしはなにをみたんだろー?」 [詩]

「ななしゃいのとき、わたしはなにをみたんだろー?」

 

ななしゃいのとき、わたしはすでにせいじんしていたので、とくに、みたものはなかったようにおもう。

わがやよりまずしいおんながあかんぼうをおぶって、しずおかけんの茶をうるわがやのあがりかまちにすわって、いっちょうまえにおっとのぐちをははにいうのを、いちまつのゆうえつかんできいていたとか、たくさんのどーなつばんをちちがかりていたのが、そのあいてが夜逃げしたので、そっくりそのままもらってしまったとか、いま、FBでともだちでもある同級生(だいじょうぶ、かのじょはあまりここをのぞいていないようだから)が、はるよちゃんちってしゃくやだったんだね、とか、そういったのをごじゅうねんごもおぼえているなんてまるでおもわなかったとか。

やはりなにも、みていなかった、としかおもえないのだ、七歳のとき、なんかこーとーな有名人をみたらしいほそだでんぞうさんよ。


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「The Waste Land」 [詩]

「The waste Land」

 

そこでは、問うことだけが、漁夫王の病を癒すとされた。それで私は問うたものだ。

人間ていったい何度で焼かれますの? だいたい1600度くらいです。それでも一、二時間かかりますの? そう水分がほとんどだからね。脱水症で死んでもまだ体の中は、ほとんど水分なのである。漁夫王はそれを憂えている。そして上半身を起こして言った。

「川を解放せよ!」

おお、スウィート・テムズ。その昔は、鬱蒼とした木々に覆われ、アマゾンと変わらんかったんよ。

waste land って、ただの荒れ果てた土地じゃない。田や畑として使用しないで、そのままに太古を受けつぎ、妖精たちのあるがままにしておく土地。わが熊沢蕃山も、そのような土地を残しておくことを推奨した。そこでは、祀りごとは秘儀化され地下深く隠された。いつか、このような問いを献上しにやってくるもののために。

犬って、いったい何度で焼かれますの? 1000度以下です。900度くらい? まあノノそう言ったところでしょうか。小さいようでも、水分がたっぷりありますからね、一時間以上はかかります。乾いた骨になるまでは。

T.S.Eliot presents...と、ナレーターは言う。チェンバロのようなメロディーとともに。そこで「彼」が読むのは、時間の遡及。まだ騎士もいない時代、人は、物と、どのような関係を築いたか。

それはまだ、武器でもなく、器でもない、

鉄でもなく、石でもない、いわば、

無機物

永遠に有機を夢見る、

そこでは、

王と祭司は同一人物であり、今の王は前の王を殺してなったのであり、やがて次なる王に殺される──。

それが起こったのは、Waste land(荒廃国)、鏡のように美しい湖がある場所、そしてgolden bough(金色に輝く大枝)ノノ

古代の森では、ときどき火が目覚めた

私はこれを舟を漕ぎながら書いているが、その

うつつと夢のあわいに、Waste land(荒れ地?)はあって、

火が何かを語ろうとしている。

 

*****

 

(これをもって、詩集を編むことにしよう。)




nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「暑い日になにもすることがなく眠い、ということほど幸せなことがあるだろうか?」 [詩]

「暑い日になにもすることがなく眠い、ということほど幸せなことがあるだろうか?」

 

宇宙のどこかでは灼熱のガスが燃えたぎっているというのに、この土手で、姉が読んでいる本を、一、二回覗き、絵も会話もない本なんて、なんのためになるかわからないわ、などと思っている少女ほど、幸せな存在があるだろうか?

ルイス・キャロルは、少年が嫌いだったという。少年はじっとしていない。少年は思念に留まらない。少年は退屈を知らない。少年は、地底へ何マイルも潜り込んでしまって表層に出てくるすべを知らない。つまり、少年は、みずから不幸に向かっていく──。

アリスといえば、ロリータをすぐ思い出すむきもあるだろう。すぐに性的なニュアンスを持ち出したがる。ナボコフはそういう世間の思惑相手にひと商売しようと思ったに違いない。しかし、内心は、アリスのことを思っていた。つまり、表層に留まる少女。鏡の向こう側にも地底にも表層を見つけてしまう少女。そして、常に退屈している存在。泥にも霧にも芋虫にも水蒸気にも、なにかの切れ端にも、意味を見つけてしまう少女──というか、

少女は、そういうものである。

そして私は、肉体と物体について考えている。

それを結ぶ死というものについて。




nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「ボードレールの場合は」 [詩]

ボードレールの場合は、あまりにも

進んでいすぎた。ボードレールの場合は、散文の方がすぐれてる。

1789年のパリの夜に燃えた革命ひとつ〜、10年間は続いたあ〜。

エクリチュールが革命。同じ星のもとに生まれた……

ドストエフスキー〜♪

ボードレールの場合は、T.S.エリオットが評価してる、

ほかのフランス詩人たちは、「流派」によって分けられる、

十把一絡げの古典派、象徴派あ〜〜♪

だけど、イギリスの詩人たちはひとりひとり、

流派はない。そこがおフランスと違うところ。

ばかのひとつ覚えみたいなランボーお〜♪

エリオットはまったく問題にしてない。

パリのバリケードのことは、ドストエフスキーの

『カラマーゾフの兄弟』にも出てくる〜♪

お・な・い・ど〜し〜。

ボードレール=ドスエフスキー

「革命のエクリチュール」

評論かこ〜♪



nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「仁義なき戦い」 [詩]

「仁義なき戦い」

 

でんちゃん*が「デンソー」もとい「センソー」だけはしたくないと書いていたので、自分は反対の考えを持ち出して、このような題名の詩を書こうとしているのだが……。

そう、あれは広島。すでにセンソーの傷跡十分なところにもってきて、ヤクザがどんぱちハジめおった。広島って牡蠣のほかに、ヤクザも名物なの? ええと、あのヒト、意外に早く鬼籍に入ってしまわれた……そう、菅原文太……なんか出ていたんでしょ? え? まだお亡くなりになってない? 岡本喜八監督じゃなくて、あれあのヒト、深作欣二監督、意外やご本人は繊細な雰囲気の風貌で。

復員した男がきっぷと度胸を買われて組へ……。センソーしてきたのに、またセンソーするためにヤクザになったんですけど。この原作、モノホンヤクザの手記だって。コワすぎる。

しかも出演者が、

菅原文太

松方弘樹

田中邦衛

渡瀬恒彦

伊吹五郎

金子信夫

川地民雄

内田朝雄

川谷拓三

梅宮辰夫

だなんて、コワすぎるもいいとこじゃん。

こういう映画、私は見ません。

私の故郷、豊橋にもヤクザはいました。

夜店なんかに出没していました。

愛知県は宝飯郡一宮町の、

母の故郷の砥鹿神社の祭りにも

ヤクザはいました。

露店商とヤクザは必ずしも

重なってないので、差別的になったら

すみません。

でも、「ヤクザ」って言葉は差別語なのか?

ヤクザでもないのにヤクザって言ったらいけないよね。

その昔は、侠客とも言ってました。

一本刀土俵入りや、清水の次郎長です。

あ、そういや、うちの祖先も、

森の石松の、遠州は森町近く(ほんとうはもっと奥)

の出身なんで、まー、ヤクザには妙な親しみが

あるんですかね。

そういや、ガッツ石松、あのヒトって、

仙台の方の出身ですか?

姪御さんがうちの従弟と結婚した

(マジで)んで、実は親戚なんです(爆)。

……つーか、なにやら、世界は

プーチンにやられてしまうようです。

 

 

(註:*でんちゃん──詩人細田傳造氏)

 

 

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「志賀直哉の『些事』を読んで」 [詩]

「志賀直哉の『些事』を読んで」

 

志賀直哉の「些事」という短編は、400字詰め原稿用紙15枚ほどで、妻に隠れて女に逢いにいく様子を、心情、行程、事情、風景描写などを、すべてごちゃまぜに、ほぼ時系列に添って描いた作品で、相手の女を、女と書いたり、お清と書いたり、友人知人も、Tという人もいれば、アルファベットの頭文字も差し障りがあるのか、○○と書いたり、「主人公」も、彼と書いたりしている。これが白樺派の特徴ではあるが。

自分は(って、私、山下のことですが(笑))ある人にメールを書いていて、題名に、「些事」なる言葉を思いつき、すぐに志賀直哉のことを思った。むしろ自分のなかでは、「些事」=志賀直哉だった。メールを送ったあと、すぐに「志賀直哉小説選」全四巻を調べ、「些事」を探した。それは第二巻にあった。前に一度読んだのか読んでないのかはわからないが、「些事」という題名は今書いてきたとおり、覚えていた。いずれ短い作品なのですぐ読める。果たして、「些事」=「不倫の顛末」であった。「彼」は奈良に住んでいるのか、京都の銀行に用事で行くと家には言い、京都に出るのが、相手の女はどこにいるのか。ひいきにしている京都の料亭のようなところへ行き、その女について話し、友人の消息なども話し、友人と途中で会って、奈良へ戻ることとし、列車を降りて猿沢の池の方へ歩いていくと、向こうから、男女三人が歩いてきて、そのなかの女が、意中の女であったが、列車のなかで老人(たって60歳前(笑))と若い女(20代)の夫婦を見て、老人の妻の若い女の大柄なところが自分の女に似ているなと思ったりするのだが、老人の妻の方はなんの情緒もないような女に感じる。多少陰影を感じる自分の女に猿沢の池付近で出くわすが、その時女はひどく醜く見え、「彼」は、おのれのイリュージョンと別れを告げる──そんな小説だ。

作者は「彼」と引き離しつつも、「彼」は「語り手」にかぎりなく近づいていく。それは今日の純文学作家が、「作者」=「私」と書き出すより、はるかに、それを書いている主体に近づいていく。果たして、志賀直哉の細君はこの作品を読むのだろうか。自分(山下)だったら、こんな作品はよう書けへんワ(笑)。

ところで、私がこの「些事」を読む寸前まで読んでいたのは、Gilles Deleuze『Logique du Sens』である。それは、Lewis Carrollの『Alice』について書かれた本である。そのなかに、propositionなる言葉がしきりに出てくるが、これは日本語で、命題。直哉は、

落ちていく、落ちていく──

いったいどこまで?

眠りと半覚醒の間の

最高の快楽

をむさぼりつつ

ロジックの迷宮

コンペイトー

自分のいちばんすきなものを発見せよ。


naoya1.jpg
naoya2.jpg




nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「晴天のグリッド」 [詩]

「晴天のグリッド」

 

少女のすきなもの

秘数3

解読のコード

デザインと写真

深き

精神分析的内容

論理的形式主義

模範的言語学

いまの楽しみの向こう側の

なにか他のものである快楽

意味と無意味のゲーム

カオスの宇宙

でもそれは言語と無意識の

結婚式

すでに結ばれ祝われて

ある でもさらに

結ばれ祝われる

クロスワードパズルの

空欄

たれ!

 


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「ラストタンゴ」 [詩]

「ラストタンゴ」

 

宇宙の底深く、なにかの脱け殻

宇宙は、重力の微差ではじまったというが

そもそもはじまりとはなんなのか? あえて

死者たちに問わねばならない せめてもの

はなむけ わたしは

FBI特別捜査官ニッキー・アンダーソンと

タンゴを踊る ネルヴァルが縊死し

朽ちはてたその場で

これは、現場ですか? それとも

時間旅行ですか? それは

ホログラム いつでも同期

できるんです AIの心の傷は、ほら

天の星々となり 決して表情を変えない

アンダーソンはわたしを死ぬほど欲している



nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感